忘備録として2021年の年間ベスト作品を挙げておきます。
inoppie's Choice 2021
No. 1 赤の大聖堂
ロンデルとエリアマジョリティを凝縮した中量級ゲーム。3人プレイで60分程度だったので,長考しなければプレイ人数×20分で遊べそう。
ダイス目やエリアマジョリティに一喜一憂し,資源の数量制限に悩まされ,中量級ながら重ゲーを遊んだような満足感が得られる。2回目をなかなか遊べない問題を短めのプレイ時間で解決しているのは大きい。箱サイズが小さいのもいい感じ。
ゲーム終了時の塔の得点計算が少し煩雑だという意見を見かけるが,実際にやってみるとそこまで煩雑には感じなかった。
No. 2 メドウ
イラストの素敵なカード,専用カードホルダーなど秀逸なコンポーネントが注目されがちだが,経路トークンをメインボードに使用するかキャンプファイヤーボードに使用するか,早い者勝ちの要素も相まって悩ましくも楽しい。
数回遊んだだけでは,どこに注力すれば得点が伸びるのか掴めていないが,やり込むと戦略的な部分が見えてきそう。同じ自然観察がテーマのパークスでは物足りないという人に是非遊んでもらいたい。
ウイングスパンの人気ぶりから,日本語版が発売されるとかなり売れそうな気がする。
No. 3 ワーリング・ウィッチクラフト
手持ちの材料が多すぎると左隣のプレイヤーに得点を与えてしまい,少なすぎると新たな材料を生成できず自分が得点できない。一見するとパーティーゲームに見えるが,実際に遊んでみると的確なリソースマネジメント能力が必要であることが分かる。
カード運によってはどうしようもない状況になることもあるが,短時間で遊べて確実に盛り上がるので,時間調整用として持っておいて損はないと思う。