忘備録として2023年の年間ベスト作品を挙げておきます。
inoppie's Choice 2023
No. 1 ダーウィンズ・ジャーニー
労働者に個別の能力を与えることで,特定のアクションばかり打てないシステムを採用したワーカープレイスメント。労働者の能力を向上させたいが,進化論トラックや海トラックも進めながらビーグル決算タイルでの得点も稼がなければならない。圧倒的に手番が足りない中でどこに注力するか悩ましい。
渋めのアートワークも素晴らしく,ゲーム開始前のワクワク感は群を抜いている。
No. 2 白鷺城
白鷺城をテーマとした中量級ダイスプレイスメント。アクションを連鎖させるためには家紋,お金,資源などを事前に準備しておく必要があるが,僅か9手番しかないため,綿密な計画性が要求される。
コンポーネントが豪華な割に価格も抑えめで,箱サイズも小さめなのも嬉しい。運と戦略がバランスよく,幅広い層に受け入れられるゲーム。
No. 3 ラタ
手番の競りにどれだけのアクションポイントを割くことができるのかというのが最大の悩みどころではあるが,獲得した生産カードは必ず配置しなければならないため,先を読みながら生産ラインを組み立てる必要があり,こちらも毎ラウンド悩ましい。
お洒落なアートワーク,人数×20分程度の程よいプレイ時間,遊びやすいゲーマーズゲームの一つの到達点かもしれない。